別れ

 今日の昼前頃に友達の嫁さんから直接自分に電話がありまして、入院している友達の具合が非常に悪いらしいとの事で、急きょ自分も様子を見に、山形に戻る事にしました。上司に事情を話して帰りました。
 部屋に帰ってから軽く準備をして、今から向かう事を友達の家族の人に伝えようと電話をしたら、もう家にいるので病院には行かなくてもいい。と。

 …既に友達は帰らぬ人となっていました…。

 それでも一度は様子を見に行く必要があるだろうとの事で、その友達の家に行ってきました。本当に逃げられない現実として、もう動かないその友達を確認してきました。去年の春頃から体調を崩し、検査を重ねて9月に肺がんである事を告知され、それから4ヶ月程度であっさりと…。何度か様子を見に帰ったりしていたのですが、お正月に会った時もまだ意識もあって、普通に話をできた状態だっただけに、もうこんな事になるとは…山形に向かうまでの道のりの間、世界がモノクロに見えました。

 既に3児のパパとなり、幸せな家庭を作っていた彼が、このような形で早すぎる終焉を迎えた事は、いまだに納得いきません。人間はいずれ死ぬとはいえ、さすがに早すぎですよ…。
 今更だけど確信した。神様なんていません。しかし彼の魂が天国でも極楽浄土でもいい、どこか幸せな所にあって欲しいとも思います。この気持ちはなんだ。

 まあ10年後か20年後か30年後かはたまた10日後か明日か、そのうち自分もそっちに行くので、それまでしばしの別れにはなるけど、それまで待っててくれ。それまでは君の家族を見守っててください。

 支離滅裂でごめんなさい。